東日本大震災から4年が経ちました。
日本公証人連合会は、大震災その他の大規模災害によって、公証役場で保管する遺言公正証書原本が失われた場合に備えるため、災害の心配のない公証役場以外の場所にあるサーバーに公正証書原本の電子データを保存するシステムを執っています。
このシステムは、平成25年7月1日から東京・横浜・名古屋・大阪の各公証役場で実施を開始し、平成26年4月1日からは全国の公証役場で遺言公正証書原本の二重保存を実施しています。
この二重保存のための遺言者の方による追加の費用負担はありません。この制度によって遺言公正証書を作成される方々に少しでも多くの安心を提供できればと思っています。